こんにちは。コレどこサーチ、運営者の「T」です。
最近SNSで見かけるキラキラしたインクや、独特の書き味が魅力のガラスペン。気になっているけど、専門店で買うと数千円するし、すぐに割ってしまいそうで手が出せないという方も多いのではないでしょうか。実は今、セリアやダイソー、キャンドゥといった100均で本格的なガラスペンや専用インクが手に入るんです。売り場で見かけて「えっ、これも100円?」と驚いた経験がある方もいるかもしれません。この記事では、100均のガラスペンが本当に使えるのか、インクの種類や使い方はどうなのかといった疑問を、実際に使ってみた感想を交えて徹底的に解説します。
- セリアとダイソー(THREEPPY)のガラスペンやインクの具体的な違い
- 100均で揃えるべき必須アイテムと売り場での探し方
- 初心者でも失敗しないガラスペンの正しい持ち方と書き方
- インクの色変えや片付けが楽になる洗い方とメンテナンス方法
100均で買えるガラスペンの特徴と種類
100円ショップの文房具コーナーは今、まさに革命が起きています。かつては高級品だったガラスペンが、なんと100円(税込110円)から手に入る時代になりました。これは単なる安売りではなく、筆記具の歴史におけるちょっとした事件と言っても過言ではありません。ここでは、市場を牽引するセリアの実力派ペンから、ダイソー系列のTHREEPPYが展開する「映える」アイテムまで、それぞれの特徴やラインナップを詳しく見ていきましょう。
セリアのガラスペンとインク全色の特徴
まず紹介したいのが、このブームの火付け役とも言えるセリア(Seria)のガラスペンです。なんと本体価格は驚きの110円(税込)。「ちゃんと書けるの?」と心配になる価格ですが、これがまたいい意味で期待を裏切ってくれます。私は最初に手にした時、そのクオリティの高さに思わず売り場で二度見してしまいました。
セリアのガラスペンは、鉛筆くらいの細身の軸で、女性の手にも馴染みやすいデザインになっています。軸のカラーバリエーションはクリア、ピンク、イエロー、ブルーなど豊富にありますが、ペン先部分はすべて共通して「クリアガラス」で作られています。これには理由があり、透明なペン先だと、吸い上げたインクの色が透けて見えるんです。書いている最中にインクの残量や色の美しさを目で楽しめるのは、ガラスペンならではの特権ですね。
書き味は一般的なボールペンで言うところの「中字(M)」程度で、手紙を書いたりイラストを描いたりするのにちょうどいい太さです。もちろん、100円という価格ゆえに、ペン先の研磨具合には多少の「個体差」があります。私が購入した数本の中にも、驚くほど滑らかなものと、少しカリカリとした引っかかりを感じるものがありました。しかし、この「当たり外れ」を含めても、ガラスペンの入門機としては十分すぎる性能を持っています。
セリアのガラスペンには、購入時にペン先を守る「ゴムキャップ」が付いています。開封時のパッケージと一緒に捨ててしまいがちですが、これは絶対に取っておきましょう!ガラスペンは非常に繊細で、ペンケースの中で他のペンとぶつかっただけで欠けてしまうことがあります。保管時の破損防止に、このキャップは必須アイテムです。
そして何よりすごいのが、専用インクの充実ぶりです。全11色という驚異のラインナップで、もちろん1つ110円。万年筆インクのボトルは通常30ml〜50mlと大容量で、使い切れないことが多いのですが、セリアのインクは7mlという「お試し」に最適な小瓶サイズ。これがユーザーの「いろんな色を少しずつ使いたい」という心理を完璧に突いています。
| カラー系統 | 色名(全11色) | 具体的な用途と特徴 |
|---|---|---|
| ベーシック | ブラックダークグレーセピア | 基本となる文字書きに最適。「セピア」はアンティークな雰囲気の手紙や、カリグラフィーの練習用として非常に人気があります。真っ黒ではない「ダークグレー」は、イラストの主線に使うと柔らかい印象になります。 |
| 寒色系 | ターコイズブルースカイブルーコバルトブルー | 夏場の暑中見舞いや、爽やかな日記を書きたい時に。「コバルトブルー」は万年筆のブルーブラックに近い落ち着きがあり、ビジネスシーンでも使えそうな品格があります。 |
| 暖色・自然系 | チェリーレッドストロベリーピンクオレンジグリーンオリーブ | 手帳のデコレーションや、重要な箇所のアクセントに。「オリーブ」や「グリーン」は植物のイラストを描くのに必須の色味で、目に優しい落ち着いた発色が魅力です。 |
特に「セピア」や「オリーブ」といった、いわゆる「ニュアンスカラー」まで揃っているのは、インク沼の入り口として完璧すぎますね。全色揃えても1,210円。有名メーカーのインク1本分以下の価格で、これだけのカラーバリエーションが手に入るのは奇跡的です。
ダイソーとスリーピーのラメ入りインク
次に注目なのが、ダイソーが展開する300円ショップブランド「THREEPPY(スリーピー)」です。こちらはセリアとは少し路線が違い、「デザイン性」や「ギフト需要」を意識した商品展開になっています。100円ショップの枠を超え、雑貨店に並んでいてもおかしくないクオリティを目指しているのが伝わってきます。
THREEPPYのガラスペン(330円税込)は、軸の中にキラキラしたラインストーンが封入されていて、とにかく見た目が可愛い!ピンク、イエロー、グレージュなど、トレンドを意識したくすみカラーも展開されており、デスクに置いてあるだけでテンションが上がります。ペンとインク2色がセットになった「スタートキット」(550円税込)もあるので、「何を買えばいいか分からない」という初心者の方へのプレゼントにもぴったりですね。
そして、THREEPPY最大の特徴といえば、「ラメ入りインク」です。
文房具好きの方ならご存知かと思いますが、通常、ラメ入りインクは万年筆では「鬼門」とされています。ラメの粒子がペン芯(フィード)に詰まりやすく、最悪の場合、万年筆が書けなくなってしまうからです。しかし、構造が単純で水洗いが容易なガラスペンであれば、この「詰まり」のリスクを気にせず思いっきり楽しめます。
THREEPPYのラメ入りインクは、光に当てると文字がキラキラと輝き、まるで魔法のような仕上がりになります。黄色や桃色、木苺色などの暖色系を中心に、書くたびに表情が変わるインクは、手書きならではの特別感を演出してくれます。ただし、ラメは比重が重くボトルの底に沈殿しやすいため、使う直前にキャップを閉めたままよく振って、ラメを均一に混ぜてから使うのがポイントです。
110円のセリアは「実用性重視」で練習用や日常使いに最適、330円〜のTHREEPPYは「映え重視」で趣味の時間やSNS投稿用に最適という印象です。自分のスタイルに合わせて選んでみてください。

転がり防止に必須のペンレストも100均で
ガラスペンを使う上で絶対に忘れてはいけないのが、「置き場所」の問題です。多くのガラスペンは完全な円筒形、あるいは捻りのある円柱形をしており、クリップも付いていません。そのため、そのまま机に置くとコロコロ転がって……パリーン!という悲劇が容易に起こります。私も過去に、ほんの少し目を離した隙にペンが転がり落ちてペン先を折ってしまった経験があり、その時のショックは計り知れません。
そこで必須なのが「ペンレスト(ペン置き)」です。幸いなことに、セリアではガラスペンと同じコーナーに、ガラス製や陶器製のペンレストが売られています。形状は「ひょうたん型」や「ドーナツ型」などがあり、どれも小さくて可愛いらしいデザインです。もちろん価格は110円。
「箸置きで代用できるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、箸置きはペンを置くには溝が浅すぎたり、高さが合わずにペン先が机に触れてしまったりすることがあります。ガラスペンの命である繊細なペン先を守るためにも、専用に設計されたペンレストを使うことを強くおすすめします。ペンとインク、そしてペンレスト。この「三種の神器」を揃えることが、安全にガラスペンライフを楽しむための第一歩です。
レシートの裏やティッシュの上に一時的に置くのも危険です。紙が動いた拍子にペンも動いて落下する恐れがあります。必ず、ある程度重みのある専用のペンレストを用意して、ペンの定位置を作ってあげましょう。
キャンドゥ等の売り場と在庫状況
キャンドゥ(Can Do)でもガラスペン関連の商品を見かけることがありますが、セリアやダイソーに比べると、店舗によって品揃えにはかなりバラつきがあるようです。しかし、キャンドゥには他社にはないユニークな商品が投入されることがあります。
例えば、過去に話題になったのが「エンプティーペン」のような、自分で好きなインクを充填して使うタイプの筆記具です。これは厳密にはガラスペンではありませんが、インク沼の住人にとっては「お気に入りのインクを持ち運べる」という点で非常に需要が高いアイテムです。キャンドゥはこうした「DIY要素」や「カスタマイズ性」のある商品を突発的に発売することがあるので、定期的なパトロールが欠かせません。
売り場については、どの100均でも基本的には「文房具コーナー」を目指してください。特に、筆ペンや万年筆、書道用品が置いてあるエリアの近くにひっそりと陳列されていることが多いです。ペン類は吊り下げフックに、インクは棚に並べられているのが一般的ですが、店舗によっては「推し活コーナー」や「季節の特設コーナー」に移動している場合もあります。
注意点として、100均のガラスペン関連商品は「在庫変動が非常に激しい」という特徴があります。SNSで「セリアの新色が可愛い!」と話題になった瞬間、全国の店舗から一斉に姿を消すことも珍しくありません。「インクはあるけどペン本体がない」「ペンはあるけど欲しい色のインクがない」という状況もザラにありますので、もし売り場で見つけて気になったなら、迷わず即買いすることをおすすめします。「次に来た時に買おう」は、100均ガラスペンにおいては命取りになりかねません。
初心者におすすめの100均ガラスペン
ここまで各社の特徴を紹介してきましたが、「結局、初心者はどれを買えばいいの?」と迷っている方も多いでしょう。私の実体験に基づく結論としては、以下の基準で選ぶのがベストです。
1. とにかく安く始めたい、色んな色を試したい人
迷わず「セリア」を選んでください。ペン1本(110円)とインク3色(330円)、ペンレスト(110円)を合わせても、合計550円で済みます。ワンコイン+税で本格的なセットが揃うのは、世界中探しても日本の100均だけかもしれません。特に、イラストを描くために多色が欲しい方や、カリグラフィーの練習でインクを大量消費する方にとって、セリアのコスパは最強です。
2. 見た目の可愛さ重視、キラキラしたインクを使いたい人
この場合は「THREEPPY(ダイソー)」がおすすめです。330円〜550円と少し価格は上がりますが、それでも専門店の商品に比べれば破格です。ラインストーン入りのペンは所有欲を満たしてくれますし、ラメ入りインクの美しさは、書くこと自体のモチベーションを大きく高めてくれます。友人へのちょっとしたプレゼントとしても、THREEPPYのセットなら見栄えが良く喜ばれるでしょう。
まずはセリアで「ガラスペンの書き味」や「インクの扱い」の感覚を掴んでから、THREEPPYや、いずれは文具店で売られている数千円〜数万円の作家物の高級ガラスペンへとステップアップしていく。これが、お財布に優しく、かつ奥深い「沼」を安全に歩くための賢いルートかなと思います。
100均で揃うガラスペンの正しい使い方
「100円のペンなんて、どうせすぐに書けなくなるんでしょ?」「すぐにインクが切れるんじゃない?」と思っている方、ちょっと待ってください。実は、ガラスペンが「書けない」と感じる原因の多くは、ペンの性能ではなく「使い方の勘違い」にあることが多いのです。ガラスペンには独特の「書き方の作法」があります。ここからは、100均ガラスペンの性能を最大限に引き出し、長く愛用するための正しい使い方やメンテナンス技術を伝授します。
初心者でも簡単な書き方と使い方のコツ
ガラスペンで綺麗に文字を書くために、最も重要かつ基本となるのが「筆圧をかけないこと」です。
私たちは普段、ボールペンやシャープペンシルを使う感覚で、無意識に紙にペンを押し付けてしまいがちです。しかし、ガラスペンでこれをやると致命的です。ペン先が欠けてしまう原因になりますし、紙の繊維を削り取ってしまい、書き味がガリガリと悪くなってしまいます。イメージとしては、ペンの自重だけで書く感覚。「紙の上にそっと置いて、滑らせる」だけで、インクは十分に流れてきます。
次に重要なのが「ペンの角度」です。垂直に立てすぎるとインクの出が悪くなり、寝かせすぎると意図しない太さになってしまいます。一般的には紙に対して45度〜60度くらいの角度が良いとされていますが、100均のガラスペンは個体差があるため、書きながら「一番滑らかにインクが出る角度(スイートスポット)」を探ってみてください。
そして、これぞガラスペンならではのテクニックが「ペンを回転させる」こと。書いている途中でインクが擦れてきたら、インクを付け直す前に、指先でペン軸をクルッと少し回してみてください。ペン先には放射状に複数の溝が掘られており、書き続けてインクが無くなった溝の隣には、まだたっぷりとインクが残っている溝があるのです。回しながら書くことで、1回のインクディップで驚くほど長く書き続けることができます。
色を変える時の洗い方と手入れ方法
ガラスペンの最大のメリット、それは万年筆には真似できない「色変えの圧倒的な簡単さ」です。この手軽さがあるからこそ、私たちは次々と新しい色のインクを使いたくなるのです。
洗い方は非常にシンプルです。
- 水を入れたコップを用意します。
- ペン先を水の中で優しく揺らして、インクを洗い流します。溝にインクが残っている場合は、コップの底に軽く当てないように注意しながら、少し念入りに揺すってください。
- インクが落ちたら、ティッシュや柔らかい布で水分を拭き取ります。
たったこれだけ!所要時間はわずか数秒です。もし溝の奥に頑固なインクが残ってしまった場合や、ラメ入りインクを使った後は、100均の化粧品コーナーなどで売っている「スポイト」を使って水を吹き付けるか、使い古した柔らかい歯ブラシで優しく撫でるように洗うと綺麗に落ちます。
ティッシュで拭く際、繊維にペン先を引っ掛けて「ポキッ」と折ってしまう事故が多発しています。ゴシゴシ拭くのではなく、ティッシュにペン先を「そっと当てる」ようにして、水分を吸い取らせるのが正解です。
裏抜けしない紙やノートの選び方
100均ガラスペンを楽しむ上で、意外と盲点となり、多くの初心者がつまずくのが「紙選び」です。ガラスペンは構造上、どうしても一度に紙に乗るインクの量が多くなりがちです。特に100均のガラスペンはインクフローが潤沢(良すぎる)な個体も多く、薄いコピー用紙や学校で使う一般的な学習帳だと、インクが紙の繊維を通り越して裏側に染み出す「裏抜け」が発生しやすいのです。
せっかく綺麗に書けたのに、裏ページが汚れてしまっては台無しです。この問題を解決するためには、紙質に少しこだわってみましょう。
- スケッチブック: セリアやダイソーの画材コーナーにある「図案スケッチブック」などは、紙に厚みがあり吸水性も高いため、ガラスペンのインクをしっかりと受け止めてくれます。
- 万年筆推奨のノート: 文具店で「万年筆でも裏抜けしにくい」と謳われているノート(例:ツバメノートやMDノートなど)は間違いありません。
- 厚口の上質紙: 100均でも「厚口」と書かれたコピー用紙や模造紙なら、比較的裏抜けに耐えられます。
逆に、わら半紙のような粗い紙や、極薄の手帳用紙は避けたほうが無難です。紙とインクの相性を探すのも、またインク沼の楽しみの一つと言えるでしょう。
インクが出る仕組みと構造の理解
そもそも、なぜただの「ねじれたガラスの棒」で文字が書けるのでしょうか?不思議に思いませんか?この魔法のような現象の正体は、「毛細管現象」という物理法則です。
植物が根から吸い上げた水を、重力に逆らって茎や葉の先端まで運ぶのと同じ原理が、ガラスペンにも働いています。ペン先にある放射状の「細い溝」が、インク瓶に浸した瞬間にインクを吸い上げ、保持します。そしてペン先が紙に触れると、紙の繊維が持つ吸水力と連動して、溝に溜まったインクが少しずつ、連続的に流れ出てくるのです。
この「毛細管現象」を正確にコントロールすることこそが、筆記具メーカーの技術力の見せ所でもあります。100均のガラスペンも、この溝の幅や深さを計算して作られていますが、やはり職人さんが一本一本手作業で調整した高級品に比べると、インクの保持力や滑らかさには差が出ます。
筆記具におけるインク誘導の技術については、ペンの部品メーカーとして世界的なシェアを持つ企業の技術解説などが参考になります。(出典:テイボー株式会社「多孔質体における毛細管力コントロール技術」)
とはいえ、たった100円でこの物理現象を応用した道具が手に入り、「書く楽しさ」を十分に味わえるというのは驚くべきことです。「100円のガラスペンも、実は科学の力で書いているんだ」と思いながら使うと、また違った愛着が湧いてくるのではないでしょうか。
100均のガラスペンでインク沼を楽しもう
いかがでしたでしょうか。今回は、セリアやダイソーなどの100均で購入できるガラスペンとインクについて、その魅力と活用法を徹底的に深掘りしました。
かつては敷居が高かった「インク沼」も、今や100均アイテムだけで十分に楽しめる時代です。数百円の投資で、デジタルにはない手書きの温かさや、美しいインクのグラデーション、そして「カリカリ」という心地よい筆記音に癒やされる時間は、現代人にとって最高の贅沢かもしれません。
「字が下手だから……」なんて気にする必要はありません。ガラスペンと美しいインクを使えば、どんな文字も「味のある作品」に変わります。まずは今度の休日、お近くの100均を覗いてみてください。そして、もし「あ、この色好きかも」と思えるインクに出会えたら、それがあなたの新しい趣味の始まりです。
ぜひ、お気に入りの一本を見つけて、素敵な手書きライフを楽しんでくださいね!